Ruby on Railsは、開発者にとって非常に強力で柔軟なフレームワークです。その中でも、ActionTextはリッチテキストを扱うための素晴らしい機能を提供しています。この記事では、ActionTextとTrixエディタを使用して、リッチテキストを簡単に管理する方法について詳しく説明します。
ActionTextは、Rails 6で導入された機能で、リッチテキストコンテンツを簡単に作成、保存、表示するためのものです。これにより、開発者はHTMLを直接書くことなく、ユーザーがリッチなコンテンツを作成できるようになります。
Trixは、Basecampによって開発されたオープンソースのWYSIWYGエディタです。ActionTextと組み合わせることで、ユーザーは直感的にリッチテキストを作成できます。
それでは、RailsアプリケーションにActionTextとTrixをセットアップする手順を見ていきましょう。
まず、Railsアプリケーションを作成します。以下のコマンドを実行してください。
rails new myapp --skip-javascript cd myapp
次に、ActionTextをインストールします。以下のコマンドを実行してください。
rails action_text:install
これにより、必要なマイグレーションファイルが生成されます。次に、データベースをマイグレーションします。
rails db:migrate
Trixを使用するために、Gemfileに以下の行を追加します。
gem 'trix'
その後、以下のコマンドを実行してGemをインストールします。
bundle install
次に、TrixのJavaScriptとCSSをアプリケーションに追加します。app/javascript/packs/application.jsに以下の行を追加します。
import "trix" import "@rails/actiontext"
また、app/assets/stylesheets/application.scssに以下の行を追加します。
@import "trix";
次に、リッチテキストを保存するためのモデルを作成します。以下のコマンドを実行してください。
rails generate model Article title:string body:text
生成されたマイグレーションファイルを編集して、ActionTextのリッチテキストを追加します。
class CreateArticles < ActiveRecord::Migration[6.0] def change create_table :articles do |t| t.string :title t.text :body t.timestamps end end end
次に、マイグレーションを実行します。
rails db:migrate
次に、Articlesコントローラーを作成します。以下のコマンドを実行してください。
rails generate controller Articles
生成されたコントローラーに、以下のアクションを追加します。
class ArticlesController < ApplicationController def new @article = Article.new end def create @article = Article.new(article_params) if @article.save redirect_to @article else render :new end end private def article_params params.require(:article).permit(:title, :body) end end
次に、ビューを作成します。app/views/articles/new.html.erbに以下のコードを追加します。
<%= form_with model: @article do |form| %><%= form.label :title %> <%= form.text_field :title %><%= form.label :body %> <%= form.rich_text_area :body %><%= form.submit %><% end %>
最後に、config/routes.rbにルーティングを追加します。
Rails.application.routes.draw do resources :articles root "articles#new" end
すべての設定が完了したら、アプリケーションを実行してみましょう。以下のコマンドを実行します。
rails server
ブラウザでhttp://localhost:3000
にアクセスすると、リッチテキストエディタが表示されるはずです。タイトルと本文を入力し、送信ボタンをクリックすると、リッチテキストが保存されます。
この記事では、RailsでActionTextとTrixを使用してリッチテキストを管理する方法について説明しました。ActionTextは、リッチテキストの作成、保存、表示を簡単に行える強力なツールです。Trixエディタと組み合わせることで、ユーザーは直感的にコンテンツを作成できます。
これで、あなたのRailsアプリケーションにリッチテキスト機能を追加する準備が整いました。ぜひ、実際に試してみてください!
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